【BASWAphon】日建設計本社ビル改装記録④
前回の日建設計本社ビル改修工事記録③に続きBASWAphon・バスワフォンの工事の様子をお伝えします。
⑤サンディング
目地埋めの乾燥養生後、目地をサンディング(研磨)して余分な材をはらいます。このあとの仕上げ塗りの下地として目地のないシームレスな面を作ります。
サンディング

フラットでシームレスな面が完成しました。
下地の不陸が仕上げに影響するので、この段階でも不陸がないかしっかりと確認しながら進めます。

⑥塗り
いよいよ仕上げの塗り工程です。
マーブル(大理石)の砂骨材が入った塗材をBASWAphon・バスワフォン専用の大きな金鏝を使って一気に塗り上げていきます。
シームレスな面をつくるには塗り継ぎができません。そのため塗り始めたらノンストップで進みます。

櫛目鏝をひいて塗材を均等に塗りつけていきます。(一層塗りの場合、仕上げの塗り厚は約2mm)
続いて鏝を変えてフラットな美しい面に仕上げていきます。


※まだ完成ではありません。
あらゆる角度から光を当てながら仕上げていきます。
まさに職人の技。


塗っている立ち姿が絵になります。舞台に立っているみたいでかっこいい!とおもい思わずパシャリ。



個室内は凹凸感のあるベースコート仕上げのテクスチャー。
通路から各個室へつながる廊下はファインコート仕上げです。通路のペンキ塗装と取り合っても違和感のないほどきめの細かい仕上がり感が、ファインコート仕上げのクオリティです。
上 : ペンキ塗装 下 : バスワフォン(Fine)

左官工事終了後、48時間の乾燥養生期間で硬化させます。
そしてようやくシームレスで美しく、高い吸音性能のある天井「BASWAphon・バスワフォン」が完成です。
照明などの設備器具はこの後取り付けられます。
設計監理 : 日建設計
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