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保育所での吸音

BASWA 2023.08.22

「音環境」や「吸音」と聞くと舞台ホールや映画館など、非日常の空間を連想する方が多いのではないでしょうか。

しかし、家やレストラン、駅のコンコース、病院や商業施設、オフィス、学校など、私たちが生活するあらゆる場所の音環境を整えることで空間の快適性や居心地の良さが向上します。

音は聞こうとしなくても耳から勝手に入ってきます。また音(言葉)は私たちの大事なコミュニケーションツールの一つです。

なので音は常に私たちに影響を与えます。音環境を良くすることはQOLを向上させることにつながるのではないでしょうか。

今回は吸音が必要なシーンの中でも見落とされがちな幼稚園や保育園についてご紹介します。

吸音材 バスワフォン

欧米では乳幼児からの言語能力の発達における音環境の重要性が認知されており、保育空間の音環境の基準・法令があります。

一方日本では教育現場での音環境があまり重要視されておらず、室内音響の基準値等もあいまいなのが現状だという研究報告も目にします。

近年は待機児童の解消を目的に、鉄道の高架下や音が反響しやすいビル内でも開設されており、音環境が心配です。

 

なぜ保育所で吸音が必要なのか

①うるさい環境は子どもの発達にマイナス

今までは子どもはにぎやかなのが当たり前とされてきましたが、うるさい環境に長時間いることは子どもの言語の習得、聴覚の発達や情緒の発達にとってマイナスと指摘する専門家も少なくありません。

 

ある保育園で新築の新しい保育室を使うと「保育がしづらい」「園児が落ち着かない時がある」との声が保育士からあがったことがあり、本来なら人気の紙人形劇を見せても後列の園児が途中から飽きてしまったそうです。
そこで調べた結果新しい保育室では音が響きすぎて子どもがセリフを聞き取れなくなったと判明しました。そこで吸音材を導入したところ園児は最後まで鑑賞できるようになったといいます。
また園長先生によると「無駄に響かないので大声を張り上げることが減って静かになった。」と話しています。
(日経新聞2016年7月5日夕刊より)
このように教室での良好な音環境は、言語や脳の発達といった側面からも子どもたちにとって特に重要です。
バスワフォン 保育園

②保育士のストレス軽減

子どものはしゃぎ声は高く、耳に響きやすいです。吸音が十分にとれていない環境だと、必要以上に子どもの声が響き、さらにそれに重ねるように保育士の声も大きくなっていくようです。

吸音をすることで耳に響く音を軽減すると同時により小さな声でもコミュニケーションができるようになるため、保育士の負担も大きく減ると考えられます。

吸音 保育園 幼稚園

弊社では性能だけではなく、見た目にもこだわった吸音材をご紹介しています。

①BASWAphon・バスワフォン

スイス製のシームレスで美しいハイクオリティ吸音プラスターです。

吸音天井というと見た目を妥協しなければならないケースも多くあるかと思います。BASWAphon・バスワフォンは今までにない高い吸音効果と美しい見た目の両方を実現します。

BASWAphon詳細

 

②ARKTURA SOFTSOUND・アークチュラ ソフトサウンド

立体的に組み上げた吸音バッフルを天井から吊って、吸音したいエリアをゾーニングできる吸音材です。

デザインパターンが豊富にあります。パット目をひくデザインが特徴です。

ARKTURA社デジタルカタログ

 

BASWAphon・バスワフォン

バスワフォン

ARKTUA SOFTSOUND・アークチュラ ソフトサウンド

吸音材

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