グラフィックコンクリート 最新実績レポート
GRAPHIC CONCRETE
2017.09.11
2017年8月にヘルシンキへ

空港からヘルシンキ中央駅までの列車が開通していました。
先ずはGC社で打ち合わせ。GC社はヘルシンキ市内の東側、地下鉄の終点にほど近い発電所のビルにあります。

打ち合わせのあとは現地の実例を見るのがお決まりのコース、今回はKnaapila社長に案内してもらいました。
住宅、病院、オフィスなどヘルシンキ周辺ではあちらこちらでグラフィックコンクリートを見ることができます。



薄いレースのカーテンのように透明感のあるやさしい印象で、たてストライプのリピートパターンが見る位置によって表情をかえています。 この見せ方は、千葉の京葉銀行八千代緑が丘支店のファサードにもみることができます。
お次は、ヘルシンキのお隣りのエスポー市の市民病院へ。エスポー市もGCが多くみられます。



ここでは大きな総合病院が拡張中で最近増床された棟で外装の仕上げにGCが採用されています。 この地域でよく目にする白ベースと黒ベースとのコントラストが印象的です。 医療施設をできるだけやさしい、癒しの場をつくる効果として外装の仕上げがデザインされているそうです。
こちらは、建設会社の社屋ビル。ヘルシンキ近郊でよく採れる、白、黒、赤の石を骨材にした3色のコンクリートに細かいディテールのパターンが施されています。見る位置によって葉の葉脈のように繊細でそこに古地図を重ねたデザインになっています。



ここで改めて感じたことは、 ①繰り返しのパターンをうまく配置している。 ②コンクリートの素材感を活かしたデザインで、みた目にやさしい質感になる。 ③大きい面積で採用することでコストパフォーマンスが高くなる。 GC発祥の地ではこのあたりまで進んでいます。
洗い出し仕上げのグラフィックコンクリートは自然な素材感を活かした、ナチュラルな材料(コンクリート)だと思います。
そこには、面に施すデザイン領域があって、ユーザーと建築物とのより近い接点が生まれていると感じます。
グラフィックコンクリートについてのお問い合わせは、当社まで。
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